私と「龍」の物語〜かなこ、龍派遣をする人になる〜「出会い」

「龍さん」と出会いたいと心から願って出会ったわけではありません。

それは突然で偶然のことでした。龍さんにとっては「コイツだ!」って思ってくれたのかもしれないけれど、私にとっては信じられないことでした。

小さい頃から霊感がすごかったわけではありません。ただ「この場所はちょっと嫌だな」とかを感じる程度で、小さい頃の私には「龍」が見えたり、話ができたりしたわけではありませんでした。

私の生い立ちも含めてお伝えしますね!

龍と出会う前の私

私は幼少期から20年間、「バセドウ病」という病で闘病していました。

小さい頃から病院通いをしていた私にとっては「病気を克服すること」が人生の目標で生きていました。

そのために一生懸命に毎日を過ごし、「自分の身体のため」とすがるものがあれば何でも信じてしまうくらい。おかげで何年もの間、宗教にハマってお金を貢がされた経験をしています。高額のお水を買ったり、いろんなものに大金を注ぎ込んでいても、必死だからこそ、周囲の言葉も聞かずに自分の正しいと思うことに専念していました。

そんな中、「祖母の死」をきっかけに自分を見つめ直すことができました。ちょうどその頃、その宗教に対しての集団訴訟が始まり、申請の最後の日に奇跡的に「自分」を取り戻すことができ、約1,000万円と言う大金を返金をしてもらうことができました。

「このままではいけない。」

そう思った私は、実家を出ることを決意しました。どこかに行くあてがあったわけではありません。このまま実家にいてはいけないという想いから、友人とともに何のツテもない「東京」に上京することになりました。

返ってきたお金もあったので「1年くらい働かなくても何とかなるか」くらいの気持ちでした。

それでも生活しなくてはいけないため、仕事を見つけて働くようになりました。

東京に出てからしばらくして、心理的なものを中心に学んで行く中で、長年苦しんできた病を克服することができました。

病気の克服を生きがいにしていた私。

「何を目標に生きたらいいんだろう。」

完全に「燃え尽き症候群」。
生きる目標を失ってしまっていました。

しかし、「いつか自分で独立したい」と思っていたことを思い出し、病気の克服のために学んだアロマセラピーやアーユルヴェーダの資格などを組み合わせて何かできないかなと模索する日々を過ごします。

龍との出会い

そんなある日、ふと成田市台方にある「麻賀田神社の日月神示(ひつきしんじ)」というキーワードがすごい気になりました。日月神示とは、神様のお告げなどがまとまった昔からの予言書のことです。

どうしてもいかないと行けない気がして2時間かけて電車で成田まで行きました。

今でこそパワースポットとして知られる場所にはなっていますが、その日は他の参拝者はいない状態でした。

神社に入りお参りをすると、神社の境内の少し横の方にある本殿とは別の祠が目に入りました。

その祠が目に入ったので、「行ってみたい」と思って、そちらの方に近づいていきました。

そこでふっと「何かいる!」という恐怖に似た感覚。

「ドラゴン」って言っていいくらいの恐竜みたいな大きい存在。

もちろん目には見えないけれど、確実にいるということだけはわかる。

とにかく「感じた」のです。

「怖い」という表現が正しいのかもわかりません。ゲームのRPGでいうと勇者がまだレベル1なのに「ラスボス」に出会ったみたいな感じです。「ああもうダメだ」と思ったことを覚えています。

幸いにもその龍は寝ている様に感じたので「起こしちゃいけない」と思い、その存在を避けるようにカニ歩きになって、背を向けず、目を背けないようにして奥の祠に向かいお詣りをしました。こんなに汗が出る参拝は初めてでした。

祠にもお参りできたし、帰路を急ぎました。しかし30分に1本しかない帰りのバスを逃してしまいました。怖がっていたことで思ったより時間がかかってしまったのです。

「ああもうしょうがない」と、バスを待つなら歩こうと駅まで歩くことにしました。

するといきなり

「あんさん何しとるん?」という声が聞こえてきました。

「え?何?」

周りには誰もいません。わけがわからない。

「何しとるんっていうか誰?」

聞こえてくるその声はどうも人間じゃない。普通に耳から聞こえてくるわけではなく頭に直接響いてくる声です。

軽快な関西弁で話しかけられているけれど、その声は右に行ったり左に行ったり頭の周りをピュンピュン飛び回っている。

その時、感覚的に「あ!これは龍だ。」とわかりました。

その龍さんの大きさは30cmくらいで色は青。

青い小さな龍さんが自分の頭の周りを行ったり来たり、ピュンピュンピュンピュン飛び回っていました。

「一体どういうことだ?」

と頭を回す。

そうしているとその龍さんが「なあなあなあなあ」と声をかけてくる。

「今後どないしてくねん?」
と問いかけてきます。それも次から次へと「なんで私の状況をわかっているんだ?」という質問を投げかけてくるのです。

頭の中に次々に話しかけてくるから、それに必死に答えることを繰り返しました。

「あ、この龍さんはあの神社にいた大きい龍さんが使いの龍さんをよこしてくれて、私の頭の中を整理してくれようとしているんだな」

と何となく思いました。

龍さんからの質問に頭の中で「こんなことがしたい」「あんなことがやってみたい」答えていきました。決して声には出せません(笑)。周囲から見たら「独り言」を言っているようで怪しいだけですから。

その龍さんは私のどんな考えも全肯定してくれて「ええなー、ええなあ。それやってみよー!」とまるでコーチングを受けているかのような感じで、「それでいいの?」みたいな感じになりました。

頭の中でやっていきたいことが大体まとまったくらいの時にピタッと青い龍さんの声が止みました。

駅に着くまでの30分の間の起こった出来事でした。

そこで声がしなくなったから龍さんは消えたんだと思いました。だから「頭の中を整理してくれてありがと〜」と思っていました。

その後また2時間くらい電車に乗って帰りました。龍さんとの30分の会話で疲れ果てて、電車内で爆睡してしまいました。

自宅に到着すると、まだ青い龍さんがいるのかなと思い、

「あれ?まだおる?」

と聞いたら

「おるで~」と安定の関西弁で返事がありました(笑)

その日から、龍さんとの生活が始まったのでした。

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